はじめに
「役員運転手の年収はいくら?」
「500万円くらいは稼げる?」
「年収700万円という求人を見つけたけど、本当にそんなにもらえるの?」
役員運転手への転職を考えるなら、年収はかなり気になると思います。
私も求人を見るとき、当然給与は確認します。
ただ、実際に現役の役員運転手として働くようになってから、考え方が少し変わりました。
それは、
年収の金額だけを比較しても、本当に条件の良い求人は分からない
ということです。
たとえば同じ年収500万円でも、
- 基本給が高い500万円
- 残業代込みの500万円
- 待機・乗務手当込みの500万円
- 休日出勤を含めて500万円
では、働き方がまったく違います。
そこで今回は単純な「役員運転手の平均年収」だけではなく、2026年8月時点で実際に確認できる求人も比較しながら、
「その年収を、どんな働き方で受け取るのか?」
まで現役役員運転手の視点で解説します。
これから求人を探す方には、特にここを見てほしいと思っています。
結論|役員運転手は年収400〜500万円台だけでなく600〜700万円を狙える求人もある
最初に結論です。
2026年8月時点で公開されている役員運転手・役員専属ドライバー関連の求人を調べると、
年収400〜500万円台を狙える求人は実際にあり、条件によって600〜700万円程度を提示している求人も確認できます。
たとえば日本運行システムの募集では月給28〜36万円+各種手当+賞与+残業手当で、前年実績の平均年収は428万円とされています。
日本交通の役員・VIP専属ハイヤー求人では、1年目の平均年収490万円、2年目530万円、8年目732万円という例が掲載されています。
また、年収600〜700万円を提示する役員専属運転手求人も確認できます。
つまり、
「役員運転手=年収300万円台の仕事」ではありません。
一方で、
「役員運転手になれば誰でも年収600〜700万円稼げる」でもありません。
ここを間違えないことが重要です。

2026年の役員運転手求人を比較して分かったこと
実際の求人を見比べると、役員運転手の給与にはかなり差があります。
| 求人例 | 給与・年収 | 特徴 |
|---|---|---|
| 大新東 | 月給28万円 | 土日祝休み・残業月平均10時間未満 |
| アールテクノ | 年収360〜516万円 | 転勤・夜勤なし |
| 日本運行システム | 平均年収428万円 | 残業手当全額支給 |
| 日本交通 | 1年目平均490万円 | 待機時間も乗務手当対象 |
| 役員専属求人例 | 年収600〜700万円 | 基本給42.8〜50万円 |
2026年8月時点の公開求人例。求人条件は変更・募集終了になる場合があります。
これを見るだけでも、
「役員運転手の年収はいくら?」に一つの数字で答えるのが難しい
ことが分かります。
そして、ここからが今回の記事で一番伝えたいところです。
年収500万円でも「中身」は全然違う
求人を探していると、
想定年収500万円
という数字だけを見て「結構いいな」と感じることがあります。
ですが、私は年収より先に確認してほしい項目があります。
それが、
その500万円が何で構成されているか
です。
たとえば、
A社
基本給が高く、残業が少なくても年収500万円。
B社
基本給+残業代+休日出勤などで年収500万円。
この2社なら、同じ500万円でも働き方は大きく違います。
実際、現在の求人にも固定残業代を含んだ給与があります。
月給40万円以上という役員運転手求人でも、35時間分の固定残業代を含む条件が確認できます。
だから私は、
年収だけを見て応募するのではなく、必ず給与の内訳を見る
ことをおすすめします。
「年収÷拘束時間」で考えると見え方が変わる
これは、役員運転手を実際に経験しているからこそ伝えたい部分です。
役員運転手は、一般的な仕事よりも待機時間が発生しやすい仕事です。
役員を目的地まで送ったあと、次の予定まで待つことがあります。
そのため求人を見るとき、
年収だけでなく、何時から何時まで拘束される可能性があるのか
も非常に重要です。
実際、2026年に確認できる役員運転手求人の中には月給55万円という高い給与を提示する一方、就業時間が5時30分〜21時30分と記載された求人もあります。待機時間は仮眠や読書など自由に過ごせる条件です。
もちろん、この求人が悪いという意味ではありません。
高収入を優先する人なら魅力的な可能性もあります。
しかし、
「月給55万円」だけを見る場合と「勤務時間まで見る」場合では、求人の見え方が変わる
のではないでしょうか。
私はここが、役員運転手の求人を見るときにかなり重要だと思っています。
年収が低くても「実は悪くない求人」がある
反対のパターンもあります。
大新東が2026年7月に公開している東京都新宿区の役員運転手求人は月給28万円。
金額だけを見ると、年収600万円クラスの求人より低く感じます。
しかし条件を見ると、
- 8:50〜17:10
- 土日祝休み
- 年間休日121日以上
- 時間外労働は月平均10時間未満
- 賞与年2回
となっています。
家族との時間を優先したい人や、長時間拘束を避けたい人なら、このような求人の方が合う可能性があります。
だから、
年収が高い求人=勝ち
ではありません。
自分が何を優先するかで、良い求人は変わります。
役員運転手で年収500万円は現実的?
「未経験でも500万円を目指せるの?」
という方もいるでしょう。
現在の求人を見る限り、
年収500万円前後は十分検討できる水準
だと考えられます。
Indeedが2026年7月に更新したショーファーサービスの給与データでは、役員運転手27件をもとにした推定平均年収は490万円です。
日本交通でも1年目平均490万円、2年目530万円という実績例が掲載されています。
ただし重要なのは、
500万円という数字そのものではありません。
その中に、
- 基本給
- 賞与
- 残業代
- 乗務手当
- 拘束時間手当
- 深夜手当
- 休日出勤手当
などの何が含まれているのかを確認してください。
年収600〜700万円の求人はある?
あります。
現在も年収600〜700万円を提示する役員専属運転手求人や、年俸550〜700万円程度の役員付運転手求人が確認できます。
ただ、600万円を超えてくる求人を見つけたら、私はまず、
「なぜこの求人は給与が高いのか?」
を確認します。
高い理由が、
- 経験者を求めている
- 担当する役員の要求水準が高い
- 勤務時間が長い
- 深夜・休日対応がある
- 運転以外の業務も担当する
- 高度な接遇を求められる
などである可能性があるからです。
高年収求人そのものを避ける必要はありません。
むしろ条件が合えば魅力的です。
重要なのは、
高年収の理由を理解したうえで応募すること
です。
年収1,000万円は狙える?
ここは少し慎重に考えた方がいいと思います。
役員運転手関連の求人では非常に高額な給与を提示する募集が出ることもあります。
しかし、現在確認できる一般的な役員運転手求人を見る限り、
未経験者が最初から年収1,000万円を前提に転職活動をするのはおすすめしません。
まず400〜500万円台、経験や勤務条件によって500〜700万円程度という求人を比較する方が現実的です。
私自身も現役で働いていますが、この仕事は運転技術だけではありません。
役員との距離感、守秘義務、時間管理、気遣い、予定変更への対応など、
「この人になら安心して任せられる」
と思ってもらえることが非常に重要です。
高収入を目指すとしても、まずその信頼を積み重ねることが先だと思います。
現役役員運転手の私なら求人票のここを見る
私なら、年収を見るだけでは応募しません。
次の順番で確認します。
①基本給はいくらか
最初に確認します。
②固定残業代が含まれていないか
「月給40万円」だけではなく内訳を確認します。
③想定年収に何が含まれているか
賞与・残業・各種手当込みなのかを見ます。
④勤務開始・終了時間
特に早朝・夜間対応を確認します。
⑤休日
完全週休2日なのか、役員の予定によって休日出勤があるのかを確認します。
⑥待機時間の扱い
役員運転手ではかなり重要です。
日本交通の求人のように、待機時間も乗務手当の対象と明記している例もあります。
⑦運転以外の仕事
求人によっては待機中の洗車・車両管理・事務作業などがあります。実際、アールテクノの募集でも、待機中の洗車・清掃、外出がない日の簡単な事務作業が明記されています。
ここまで確認して初めて、
「この年収なら自分に合っているか」
を判断します。
役員運転手の求人を3タイプに分けて考える
求人を見続けていると、私は大きく3タイプに分けて考えると分かりやすいと思っています。
① 収入重視型
600〜700万円以上など、高収入を狙う。
その代わり、勤務時間や求められる経験・対応範囲を細かく確認する。
② バランス型
400〜500万円台を中心に、給与・休日・勤務時間のバランスを見る。
未経験から役員運転手を目指すなら、私はまずこのゾーンを比較します。
③ 働きやすさ重視型
給与だけでなく、
「土日祝休み」
「年間休日120日以上」
「夜勤なし」
「残業少なめ」
などを優先する。
家族との時間や生活リズムを大切にするなら、このタイプも十分選択肢になります。
一番年収が高い会社ではなく、自分が何を優先するかを先に決めてから求人を見る。
これだけでも求人選びはかなり変わると思います。
「年収」より先に決めてほしい3つの数字
転職サイトを開く前に、私は次の3つを決めておくことをおすすめします。
①最低希望年収
「これ以下なら転職しない」というライン。
②許容できる勤務時間
早朝・深夜・休日対応をどこまで受け入れられるか。
③年間休日
収入と休みのどちらを優先するのか。
この3つが決まっていない状態で求人を見ると、
「年収700万円!」
という数字に引っ張られやすくなります。
逆に、
「年収500万円以上・週休2日・深夜勤務はできるだけ避けたい」
のように決めておけば、求人をかなり比較しやすくなります。
転職を考えている方へ
役員運転手は、会社によって条件差が大きい仕事です。
今回調べただけでも、月給28万円程度から、年収600〜700万円クラスまでかなり幅がありました。
だからこそ、一社だけを見て決めるより、
複数の求人を並べて比較する
ことをおすすめします。
特に、
「今より年収を上げたい」
「未経験でも役員運転手になれる会社を探したい」
「高年収だけど危険な求人は避けたい」
という方は、給与だけではなく勤務条件まで比較してください。
転職エージェントを利用すると、自分だけでは確認しにくい条件や非公開求人について相談できる場合もあります。
▶ 役員運転手を含む求人・転職について無料で相談する
type転職エージェントFAQ
Q. 役員運転手の年収はいくらですか?
勤務先や雇用形態によって大きく異なります。2026年8月現在、年収400〜500万円台の求人だけでなく、600〜700万円程度を提示する求人も確認できます。
Q. 未経験でも年収500万円を目指せますか?
可能性はあります。実際に1年目平均年収490万円としている求人例もあります。ただし給与体系・勤務時間・手当などは会社ごとに違います。
Q. 年収700万円の役員運転手求人はありますか?
あります。現在も600〜700万円や550〜700万円程度の求人が確認できます。
Q. 高年収求人は避けた方がいいですか?
高年収だから危険ということではありません。ただし固定残業、勤務時間、休日対応、仕事内容など「なぜ給与が高いのか」は必ず確認した方がいいでしょう。
Q. 求人票で一番確認した方がいいところは?
私は年収だけでなく、基本給、固定残業代、賞与、勤務時間、休日、待機時間、運転以外の業務まで確認することをおすすめします。
まとめ|年収ではなく「その年収をどう稼ぐか」を見る
役員運転手は、決して低収入しか狙えない仕事ではありません。
2026年の求人を調べても、
400〜500万円台を中心に、条件次第では600〜700万円以上を提示する求人もあります。
ただし、この記事で一番伝えたいのはそこではありません。
年収500万円でも、働き方によって価値は変わります。
基本給はいくらなのか。
残業はどのくらいあるのか。
何時から何時まで働くのか。
休日は取れるのか。
待機時間はどう扱われるのか。
このあたりまで確認して、
「この条件で、この年収なら自分は納得できる」
と思える会社を探すことが大切です。
私自身、現役役員運転手として働いているからこそ、求人の数字だけでは分からない部分があると感じています。
これから役員運転手を目指す方には、ぜひ「一番年収が高い求人」ではなく、**「自分にとって条件の良い求人」**を選んでほしいと思います。
複数の求人を比較したい方は、転職サービスを利用して条件を確認してみるのも一つの方法です。
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