はじめに
役員運転手として仕事をしていると、慣れてきても緊張する場面があります。
私自身、働き始めた頃と比べれば仕事の流れにも慣れてきました。
それでも、
「ここはいつも以上に集中しよう」
「事前に確認しておこう」
と思う場面は今でもあります。
役員運転手は、ただ目的地まで車を運転する仕事ではありません。
役員を乗せた状態で、安全に移動することはもちろん、
乗降する場所や時間、道路状況なども考えながら動きます。
特に私が緊張するのは、普段と条件が違う場面や、その場で判断しなければならない場面です。
この記事では、現役の役員運転手として働く私が、
今でも緊張感を持って対応している5つの場面と、
そのとき何を意識しているのかを紹介します。
結論|一番緊張するのは「いつも通りにいかない可能性がある場面」
私が役員運転手として働いていて緊張するのは、単純に運転が難しいときだけではありません。
むしろ、
「普段と違うことが起きる可能性がある場面」
ほど緊張します。
初めて担当する方を乗せる。
初めて行く場所へ向かう。
狭い場所に車を入れる。
予定が突然変わる。
悪天候の中を走る。
こうした場面では、普段以上に確認することが増えます。
ただし、緊張すること自体が悪いとは思っていません。
私はむしろ、
「緊張するからこそ確認する」
という感覚で仕事をしています。
慣れているときほど気を抜かず、いつもと違う場面では確認を増やす。
これが現在の私の考え方です。
① 初めて担当する役員を送迎するとき
役員運転手として特に緊張する場面の一つが、初めて担当する方を乗せるときです。
初めての場合は、その方がどのような過ごし方をするのか分かりません。
例えば、
- 車内では静かに過ごしたいのか
- 会話をする方なのか
- 移動中に電話をするのか
- どのような乗降場所を好むのか
- 車内の温度などに希望があるのか
といったことは、最初からすべて分かるわけではありません。
だから私は、最初から自分のやり方を押しつけないようにしています。
必要なことは確認しながら、実際の仕事の中で少しずつ相手に合わせていきます。
役員運転手として働く前は、
「安全に目的地まで送ればいい」
というイメージもありました。
しかし実際には、同じ運転でも相手によって求められる距離感は違います。
初めて担当する方の送迎では、この部分が分からないからこそ、今でも普段より緊張感があります。
② 大きな車で狭い場所へ入るとき
役員運転手では、普段乗っている自家用車とはサイズ感の違う車を運転することがあります。
さらに、ホテルや建物の地下駐車場、車寄せなど、広い場所だけを走るわけではありません。
私が狭い場所で特に意識するのは、
「無理に一回で入れようとしないこと」
です。
周囲には、
- 他の車
- 柱
- 壁
- 歩行者
- 自転車
- 車止め
などがあります。
役員を乗せていると、
「早く入れなければ」
と思ってしまうこともあるかもしれません。
ただ、そこで焦って車をぶつけてしまえば意味がありません。
私は必要であれば切り返しますし、危ないと感じれば無理に進みません。
役員運転手だから格好よく一度で駐車しなければいけない、とは考えていません。
安全に車を扱うことの方が重要です。
狭い場所では、今でも普段以上に集中します。
③ 初めて行く場所へ送迎するとき
初めて行く目的地も、私が緊張する場面の一つです。
ナビを使えば目的地そのものには向かえます。
しかし役員運転手の場合、
「目的地に着けば終わり」ではありません。
実際には、
「どこから建物に入るのか」
「どこで降りていただくのか」
「車寄せはあるのか」
「降ろした後にどこへ移動するのか」
「次の予定へどの道から向かうのか」
なども考えます。
同じ施設でも、一般車の入口と車寄せの入口が違う場合があります。
地下駐車場に入ってから迷うことも避けたいところです。
そのため私は、初めて行く場所ほど目的地周辺まで確認するようにしています。
新人の頃より道には慣れてきましたが、
初めての場所では今でも「最後の入り方」まで意識する
ようにしています。
④ 急に予定が変わったとき
役員運転手として働いていると、予定が変わることがあります。
出発時間が早くなる。
目的地が変わる。
途中で立ち寄る場所が追加される。
会食が予定より長くなる。
こうした変更は実際にあります。
私の場合、予定変更そのものよりも、
変更された直後が一番集中する瞬間です。
まず、
「次の目的地はどこか」
「どのルートで向かうか」
「現在の道路状況はどうか」
「次の予定には影響しないか」
といったことを整理します。
予定が変わると、
「急がなければ」
という気持ちになりやすいですが、そこで安全運転まで変えてはいけません。
私は予定変更があったときほど、
急いで運転するのではなく、頭の中を早く切り替える
ことを意識しています。
この仕事を始めてから、予定どおりに動く力だけではなく、
予定が変わったときに落ち着いて対応する力も必要だと感じるようになりました。
⑤ 雨・雪・強い風など普段と道路条件が違うとき
悪天候の日も緊張感が高くなります。
雨の日は視界が悪くなりますし、道路状況も晴れている日とは違います。
雪が降れば、さらに慎重な判断が必要になります。
役員運転手は、
「予定があるから走らなければならない」
という気持ちだけで運転する仕事ではないと私は考えています。
天候や道路状況に合わせて、
- 車間距離
- スピード
- ブレーキ
- 周囲の車
- 歩行者や自転車
などを普段以上に意識します。
特に役員を乗せているときは、
時間より安全を優先する
という基本を崩さないようにしています。
天候そのものを変えることはできません。
だからこそ、自分の運転や判断を状況に合わせることが大切です。
緊張したときに私がやらないようにしていること
緊張する場面では、普段と違う行動をしたくなることがあります。
しかし私は、そういうときほど、
「急いで何とかしようとしない」
ことを意識しています。
予定が変わったからスピードを上げる。
駐車で後ろに車がいるから無理に入れる。
初めての場所なのに確認せず進む。
こうした行動はしないようにしています。
分からなければ確認する。
危なければ止まる。
必要なら切り返す。
予定が変わったら、まず状況を整理する。
緊張をなくそうとするよりも、
緊張した状態でも普段の基本を崩さないことの方が重要だと思っています。
新人の頃と今では「緊張の種類」が変わった
働き始めた頃は、役員を乗せて運転すること自体に緊張していました。
「道を間違えないだろうか」
「失礼な対応をしないだろうか」
など、分からないことが多かったからです。
仕事を続けていくと、少しずつ慣れてきます。
ただ、緊張が完全になくなったわけではありません。
現在は、
「何が起きるか分からないから緊張する」というより、
「ここは特に注意する場面だと分かっているから集中する」
という感覚に近くなりました。
経験を積んだことで、逆に気を付けるべき場面が分かるようになった部分もあります。
私はこの緊張感を、悪いものだとは思っていません。
安全に仕事を続けるためには、ある程度の緊張感は必要だと感じています。
私が仕事前に確認していること
緊張する場面で落ち着いて対応するためには、事前にできることを済ませておくことが重要です。
私は仕事の状況に応じて、
- 目的地
- ルート
- 道路状況
- 乗車場所
- 降車場所
- 次の予定
- 車内や車両の状態
などを確認します。
すべての予定変更を予測することはできません。
渋滞や事故を完全に避けることもできません。
しかし、
事前に分かることまで確認せずに本番を迎える必要はありません。
準備できることを先に済ませておくことで、予定外のことが起きたときにも対応しやすくなります。
FAQ
Q. 役員運転手は毎日緊張しますか?
私の場合、毎日ずっと緊張しているわけではありません。
仕事に慣れてきた部分もあります。
ただし、初めての場所や予定変更、狭い場所での運転など、
普段以上に集中する場面は今でもあります。
Q. 一番緊張するのはどんなときですか?
私の場合は、普段と違う条件で、その場で判断しなければならないときに特に緊張感があります。
初めて担当する方、初めての目的地、急な予定変更などです。
Q. 未経験でも役員運転手になれますか?
未経験者を募集している求人はあります。
ただし、応募条件や研修内容、必要な経験などは会社によって異なるため、
求人情報を確認してください。
Q. 緊張しなくなる方法はありますか?
私は緊張を完全になくそうとは考えていません。
それよりも、事前に確認できることを確認し、
緊張する場面でも安全運転などの基本を崩さないことを大切にしています。
面接を受ける前に、自分に合う求人かも確認しておく
役員運転手の面接を実際に受けて感じたのは、
運転経験だけで採用が決まるわけではないということです。
受け答えや身だしなみ、時間を守る意識、
これまでの仕事への向き合い方なども含めて見られていると感じました。
一方で、転職では「自分が採用されるか」だけを考えるのではなく、
その会社や働き方が自分に合っているか
を確認することも大切です。
役員運転手は会社によって、勤務時間、休日、給与、仕事内容などが異なります。
これまでの経験を整理しながら、自分に合う仕事や転職先について相談したい方は、
ユメキャリ転職エージェントで求人やキャリアについて確認できます。
求人を確認したからといって、すぐに転職する必要はありません。
面接を受ける前に、自分が仕事選びで何を重視するのかを整理しておくことで、
求人を見るときや面接で質問するときの判断もしやすくなると思います。
まとめ|緊張する場面ほど「普段の基本」を崩さない
私が役員運転手として今でも緊張するのは、
- 初めて担当する役員を送迎するとき
- 大きな車で狭い場所へ入るとき
- 初めて行く場所へ送迎するとき
- 急に予定が変わったとき
- 悪天候など普段と道路条件が違うとき
です。
仕事を始めた頃と比べれば、慣れたことはたくさんあります。
それでも、すべての場面で緊張しなくなったわけではありません。
むしろ経験を積んだからこそ、
「ここは気を抜いてはいけない」
と分かる場面も増えました。
役員運転手を目指している方の中には、
「緊張しやすい自分でもできるのだろうか」
と不安に思う方もいるかもしれません。
私は、緊張しないことよりも、
緊張する場面で焦らず、安全の基本を守れること
の方が大切だと考えています。
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