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【現役役員運転手が解説】「運転が上手い人」とは?役員を乗せて分かった速さより大切な7つのこと

仕事内容

「役員運転手になるには、運転がかなり上手くないとダメなの?」

「運転には自信があるけど、役員を乗せるとなると少し不安……」

「そもそも役員運転手にとって“運転が上手い”とは、どんな運転なの?」

役員運転手への転職を考えている方の中には、こうした疑問を持っている方もいると思います。

私自身、役員運転手になる前と今では、「運転が上手い人」の考え方がかなり変わりました。

以前の私は、

「目的地まで速く着ける」
「車線変更がスムーズ」
「狭い道でもどんどん走れる」

そんな人を見ると「運転が上手いな」と感じることがありました。

しかし、実際に役員を後部座席に乗せて運転するようになってからは違います。

今の私が考える運転の上手さは、

「後ろに乗っている人が、運転そのものを意識せずに過ごせること」

です。

今回は、現役で役員運転手として働いている私が、実際の仕事を通じて感じた
**「速さより大切な7つのこと」**を紹介します。


結論|役員運転手は「速い人」より「安心して任せられる人」

最初に結論を言うと、役員運転手に求められるのは、速く走る技術だけではありません。

むしろ私は、

「この人の運転なら安心して乗っていられる」

と思ってもらえることの方が大切だと感じています。

後部座席では、役員が電話をしていたり、資料を確認していたり、
考え事をしていたりすることがあります。

そのたびに急ブレーキを踏んだり、頻繁に車線変更をしたりしていたら、
落ち着いて過ごせません。

目的地に数分早く着くことより、

安全に、できるだけ揺らさず、安心して目的地まで送り届ける。

これが役員運転手にとって重要な「運転の上手さ」だと私は考えています。


役員を乗せて分かった「運転が上手い人」7つの特徴

① 急ブレーキをできるだけ使わない

役員運転手になって、以前より強く意識するようになったのがブレーキです。

もちろん、危険を回避するためなら急ブレーキを踏まなければならない場面もあります。

しかし普段から、

  • 前方の信号
  • 歩行者
  • 自転車
  • 前の車の動き
  • 合流してくる車
  • 渋滞の始まり

などを早めに確認していれば、強いブレーキを使う場面を減らせます。

私は、止まる直前だけではなく、
かなり手前から「どう止まるか」を考えることが大切だと感じています。

役員運転手にとってブレーキは、単に車を止めるための操作ではありません。

後部座席の乗り心地を大きく左右する操作の一つです。


② 無理な車線変更をしない

「少しでも前へ行きたい」

そう考えると、空いている車線へ次々と移りたくなることがあります。

しかし役員を乗せているとき、私は無理に車線変更を繰り返すことはしません。

車線変更には、

  • 周囲の車との接触リスク
  • 急な加減速
  • 横方向への揺れ

が伴います。

もちろん必要な車線変更はします。

ただ、**「本当に今ここで変更する必要があるのか」**を考えるようになりました。

数台前へ行くためだけの車線変更なら、無理に行わない。

以前よりも、この判断を大切にしています。


③ 黄色信号で焦らない

役員運転手になってから、黄色信号に対する考え方も変わりました。

「行けるかもしれない」

と思ってアクセルを踏み込めば、信号は通過できるかもしれません。

しかし、そこで無理をする必要はありません。

黄色信号で急に加速すれば、乗っている方もその動きを感じます。

反対に判断が遅れて急ブレーキになっても、乗り心地は悪くなります。

大切なのは、黄色になってから慌てることではなく、
信号や交通状況を早めに見て判断できる状態を作っておくことです。

役員運転手になってから私は、

「行けるかどうか」より「安全に判断できるかどうか」

を意識するようになりました。


④ 車間距離を十分に取る

車間距離には、その人の運転の考え方が表れると感じています。

前の車との距離が近いと、

前車がブレーキ

自分もすぐブレーキ

また加速

再びブレーキ

という運転になりやすくなります。

これでは後部座席も落ち着きません。

十分な車間距離があれば、前方の変化に対して余裕を持って対応できます。

その結果、

安全性だけでなく、ブレーキやアクセル操作も穏やかになります。

私は「車間距離=安全のため」だけではなく、乗り心地を作るための余白でもあると思っています。


⑤ 目の前ではなく「その先」を見る

役員運転手として運転するとき、私は目の前の車だけを見るのではなく、その先の状況まで意識します。

たとえば、

「この先で信号が変わりそう」

「前方で車が詰まり始めている」

「この車は車線変更してきそう」

「横断歩道付近に歩行者がいる」

などです。

早く気付ければ、その分だけ穏やかに対応できます。

これは役員運転手になって特に感じるようになったことですが、

運転が上手い人ほど、急な操作をしてから対応するのではなく、
急な操作をしなくて済むように準備している

のではないかと思います。


⑥ 最短ルートだけが「良いルート」ではない

ナビを見ると、目的地まで最も早いルートが表示されます。

しかし役員送迎では、必ずしも最短ルートだけが正解とは限りません。

例えば、

  • 道幅が極端に狭い
  • 右左折が多い
  • 混雑しやすい
  • 工事が多い
  • 乗り降りしにくい
  • 時間帯によって交通状況が大きく変わる

といった道もあります。

もちろん到着時間は重要です。

だからこそ私は、事前にルートを確認し、

「時間」と「安全性」と「乗り心地」のバランス

を考えるようにしています。

単純にナビの一番上に表示されたルートを走ればいい仕事ではありません。

ここも、実際に役員運転手として働いてみて感じた部分です。


⑦ 「数分早く着くこと」より安心感を優先する

これが、私自身もっとも考え方が変わったところです。

以前は、

「早く目的地へ着ける=運転が上手い」

という感覚が少なからずありました。

でも今は違います。

数分早く到着するために、

無理な車線変更をする。
黄色信号で加速する。
車間距離を詰める。
急ブレーキが増える。

それでは、役員運転手として良い運転とは言えないと思っています。

もちろん遅刻していいという意味ではありません。

役員運転手は時間管理も重要です。

だから私は、運転で時間を取り戻そうとするのではなく、

事前に交通状況を確認する
→余裕を持って出発する
→ルートを準備する

という考え方を大切にしています。

運転中に無理をしなくても済む状況を作る。

これもプロの仕事の一つだと思います。


「運転が上手い=テクニックがある」だけではない

役員運転手という仕事をしていると、運転技術だけでは足りないと感じます。

どれだけ車の操作が上手でも、

  • 時間にルーズ
  • 周囲を確認しない
  • 感情的な運転をする
  • 相手によって運転が変わる
  • 急いでいると無理をする

という状態では、安心して任せてもらうのは難しいでしょう。

反対に、派手な運転テクニックがなくても、

安全確認を怠らず、先を読み、安定した運転を続けられる人

は役員運転手に向いていると思います。

関連記事:
役員運転手が普段から心掛けている安全運転と接客マナー|信頼されるドライバーになるために


後部座席に人を乗せると運転の見方が変わる

一人で運転しているときには気にならなかった操作でも、後部座席に人を乗せると見え方が変わります。

自分では普通だと思っていたブレーキ。

何気なく行っていた車線変更。

少し強めの加速。

こうした一つひとつの操作が、後ろに乗っている人に伝わります。

特に役員運転手は、自分が快適かどうかではなく、

「後部座席の方がどう感じているか」

を考える必要があります。

私は役員運転手になってから、以前よりも「自分以外の人がどう感じるか」
を意識して運転するようになりました。

これはこの仕事を始めて、自分自身の運転が変わった部分の一つです。


運転に自信がなくても役員運転手を目指せる?

「ここまで読むと、自分には無理かもしれない」

と思った方もいるかもしれません。

ですが私は、最初から完璧である必要はないと思っています。

大切なのは、

自分の運転を客観的に見て、改善できるかどうかです。

役員運転手の求人には、未経験から応募できるものもあります。

会社によっては研修で、

  • 車両の扱い
  • 安全運転
  • 接客
  • ビジネスマナー
  • 送迎時の基本動作

などを学べる場合もあります。

「運転が好きだから大丈夫」だけではなく、

人を乗せるプロとして運転を学び直す気持ち

があるかどうかが大切だと思います。

関連記事:
未経験から役員運転手になるには?転職成功までの流れを解説


私が役員運転手になって一番変わったこと

私自身、この仕事を始めてから運転に対する考え方が変わりました。

以前よりスピードを出さなくなったという単純な話ではありません。

「自分がどう走りたいか」ではなく、「乗っている人がどう感じるか」を考えるようになった。

これが一番大きな変化です。

役員運転手は、自分一人で完結する仕事ではありません。

後部座席には、大切な人を乗せています。

だからこそ、

「この人なら安心して任せられる」

と思ってもらえる運転を続ける。

私は、それこそが役員運転手に求められる本当の「運転の上手さ」だと感じています。


FAQ|役員運転手の運転技術についてよくある質問

Q. 役員運転手になるには運転がかなり上手くないとダメですか?

最初から完璧である必要はないと思います。

ただし、人を乗せて仕事をする以上、安全運転への意識は欠かせません。

自分の癖を把握して改善し続けられる人の方が、この仕事には向いていると思います。

Q. スピードを出さないと時間に間に合わない場合は?

運転中に無理をして時間を取り戻すのではなく、事前のルート確認や交通情報の確認、余裕を持った出発が重要です。

役員運転手は、運転技術だけでなく時間管理も仕事の一部です。

Q. 高級車を運転した経験がなくても応募できますか?

求人によって応募条件は異なります。

高級車の運転経験が必須ではない求人もあるため、応募前に求人票を確認しましょう。

未経験の場合は研修制度の有無も確認しておくと安心です。

Q. 運転以外に役員運転手で大切なことはありますか?

あります。

接客マナー、守秘義務、時間管理、身だしなみ、気配りなども非常に重要です。

役員運転手は「車を運転するだけ」の仕事ではありません。


まとめ|私が思う「運転が上手い人」

今回は、役員運転手として働く中で私が感じた「運転が上手い人」について紹介しました。

私が大切だと感じているのは、

① 急ブレーキをできるだけ使わない
② 無理な車線変更をしない
③ 黄色信号で焦らない
④ 車間距離を十分に取る
⑤ 目の前ではなくその先を見る
⑥ 最短ルートだけにこだわらない
⑦ 数分の速さより安心感を優先する

この7つです。

役員運転手になって、私自身の運転に対する考え方も変わりました。

今では、

「後ろに乗っている人が、運転を意識しなくていい」

そんな運転ができる人こそ、本当に運転が上手い人なのではないかと思っています。


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